【金沢〜富山】一人旅備忘録(5月1日〜5月3日)①
ぼくは一人でフラフラ旅行することが好きだ。
大学一年の頃、東南アジアを友達と旅行したのだが、お互い見たいものややりたいことが食い違っていたので、二人で旅行したものの結局一人で自由行動をした。
その時、ゲストハウスの人と仲良くなって一緒に観光したり、現地の人との会話を積極的に楽しむことができて、一人で旅することがまるでRPGのドラクエのような未開の地をかき分けてすすむ感覚で刺激的だった。以来、海外や国内を一人でぶらぶらしている。
誰かの予定に合わせることなく、行きたいところに好きなだけいることができる。時間の使い方としては最上級の贅沢だと思う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回は金沢と富山に行った。
理由は東京から金もかからないし、海鮮料理が美味しそうだったからである。
簡単にダイジェスト版で旅行を振り返りたい。
①東京駅発〜金沢駅着
新幹線の指定席で行ったが、隣がクソデブ+ワキガで気持ち悪くなった。
デブはじゃがりこチーズ味を着席して10分には食べきり、残りの時間はニンテンドースウィッチで隣に座っていた友人とスマブラに興じていた。
あんな小さい画面で対戦ゲームできるんだーということと、デブの飲み物が南アルプスの天然水であることに感心した。(コーラではないところに彼なりのルールが存在しているのではないか)
金沢駅につきました!うわーいい天気^^
とりあえず寒いし小雨だし、バスにのって近江市場でお昼をとることにしよう。
②近江市場〜21世紀美術館
近江市場は駅から出ている周遊バスで2分くらいで到着する。
激混み!!どこも一時間ほど並ばないと海鮮丼は食べられないそう。GW特需の洗礼を早速浴びた。まあ海鮮丼食べるだけなら東京の築地でたべても一緒だしというすっぱい葡萄理論で列を回避し、行列が少ない、直で単品で提供してくれるお店に並んだ。
そこから21世紀美術館へ。
ここも1時間待ちの列!ただ、思ったより進みが早そうだったので並んだ。
美術館に入って最初に目に飛び込むのが「例のプール」。特に感動はなかった。
列に並べばプールの下に行ける階段を降りれるみたいだが軽く40分くらい待ちそうだったのでやめた。
プールの下行ってどうするんだ。女の子のパンツでもみれるのか。それなら行く。
展覧会はメインが「大岩オスカール 光をめざす旅」
https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1768
よかった。琴線に触れる作品が何個かあった。
しかし、美術品を一眼レフ片手に真剣に眺める女性の眼差しは凛としていて美しいですね(ついてきた男どもは軒並み興味なさそうでしたが)。突然だから戸惑うかもしれないけど結婚してください。今度ご両親に挨拶して、それからのりすけおじさん的なポジションの人にもちゃんとしようね。
③ホテル着〜夜ご飯
ホテルは
ファーストキャビン金沢百万石通 https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/167843/167843.html
に宿泊した。
カプセルホテルと通常のホテルの間のような仕様となっていて、価格もかなりロープライス。その割に共用施設が充実しており、大浴場+サウナはもちろんのこと、 バーや食事スペースもゆとりがあってインテリアもグランドピアノを置いてたりと洒落ていた。
ちなみに金沢は宿泊税なるものを今年度より導入していて、
とのこと。具体的な用途としては、
平成31年度(2019年度)当初予算資料
https://www4.city.kanazawa.lg.jp/data/open/cnt/3/4893/1/02ponchi_p.pdf
のP.7に定めれていた。
③にもあるけど、今はどこもかしこもナイトエコノミーがトピックとして注目を浴びている印象。
金沢、結構外人いっぱいいたけど夜の繁華街はだらしない服着た地元のにーちゃんばっかり跋扈してたからね。もう少し北陸最大都市としてグローバライズされる必要があるってことなんでしょうかね。
そんな僕は昼間は中途半端にしか堪能できなかった海鮮料理をたらふく食べるべく金沢の食べログ居酒屋部門でNo.1の
いたる
https://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17000009/
予約する場合は3ヶ月前でないと受け付けないという超強気接客!で、それ以降空いている席が当日席として確保されるようで、「並べば入れる超人気店!」という呼び声もたかいとのこと。
案の定私も待ちました。外の小雨降る中で40分(ただ、ベンチが用意してあって、防寒用のブラケットも用意してあった。お心遣いもすばらしい)。店内に入っても20分待ちました。ただ、それだけまった後の海鮮料理は格別でした。のどぐろは特に!
ぜひみなさんも行ってみてください。
そのあとは、バーに行ってしっぽり飲み飲みして、最後は気になっていたこのお店に行きました。
志な野
https://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17000075/
路地裏にひっそり佇むお茶漬け専門のお店で、中はかなり狭い。
席に着くと10秒でおしぼりとお茶漬けが出てきた。おかみ(ご高齢)曰く
「これたべにきたんでしょ?うちがだす料理は98%これだよ」
とのこと。他にもメニューは飾ってあったけど、だれもそれを頼もうとしなかった。
一緒に働いているご主人(こちらもご高齢)とはときどき言い合いをされていたようで、私の祖父母を思い出しました。
食べているとご主人はお店の暗いはじっこで、焼きあがったシャケを切っていた。背中を丸くして、一生懸命かはわからないけど、淡々と。いままで何十年も繰り返されているであろうその所作に、今日、たまたま僕は巡り合って目の当たりにした。なぜかそのときすごく胸が締め付けられた。なんでだろう。
お酒の後に沁みる味でした。ありがとうございました。
二日目以降は次回に回します。